ゲーム中の会話と発言

 ゲーム中の会話は潤滑油のような役割もあり、例え局内の牌の会話でもコミュニケーションが取れている仲間内であれば楽しいゲームとなる。

 サラリーマン時代の同僚とのセットでは当たり前に過激な会話を楽しんでいたことを思い出す。リーチ者に「ピンズは通る?」などと聞くと「通るよ!」と答えながらも誰もピンズは出さない。阿吽の呼吸で淡々と会話を遊びにしている。

 一方、複数で交わす会話ではなく一方的な発言は問題を誘発するので特に牌に関する発言はご法度だ。
 大分前になるが大三元の2役(白と中)をポンしている人に向かって「あっ!持ってきたよぉ!やめたやめた」の発言が大トラブルを誘発した現場を見たことがある。場に1枚捨てられている發を持ってきたのだろうと 勘違いした他の人が小三元ならと打發。それが大三元だった。「發とは言ってない」に対し「發だと思うだろう!、いつもしゃべり過ぎなんじゃ」と険悪。その後二人は二度と同卓しなかった。

 マージャンには「習う」「遊ぶ」「競う」の3つの区分けがあると考えている。「競う」場合は会話も発言もご法度で発声だけに集中しながら競うが「学ぶ」や「遊ぶ」では会話を潤滑油として楽しむこともありうる。だが和やかになる会話センスを必要とすることは言うまでもない。

 重要なのは発言(口癖や独り言)はどの区分でも必要ないということ。