マージャンマナーについて

マナーって何???

「なんど言ってもダメだねぇ! 今後は出入り禁止!

 私は健康マージャンに携わり約30年が経過しています。その間できるだけ参加者が気持ちよくゲームが出来るように配慮し、マナーの悪い人に注意し同時に不愉快な思いをした人に謝罪しながら運営してきました。

 時には会場への出入りはお断りし例会及び大会の雰囲気を守ってきました。しかしながらおひとりお断りしても次に同じような方が現れまた注意しの繰り返し。お断りし続けたことで成果を感じられずに今に至っていました。

 昨年、文部科学大臣賞への参加をお願いするため各地に出向いた際、奈良県の健康マージャンを運営している石垣さんという女性にお会いしました。その時に言葉にカルチャーショックを覚えたんです。「私は一人もお断りしていません」 えっ!!! 

 石垣さん曰く来場者に「絶対に入場をお断りしませんから、マナーを守ってくださいね。守れないと思ったら自ら判断して他で楽しんでくださいね」と伝えるとのこと。

 帰りの新幹線で「いくら言っても聞かない人は断ることがベスト」と思っていたことが間違っていたかもと思うようになった。

 それから「マナーって何?」ということでいろいろ調べようやく一つの運営方針を見つけたような気がしています。健康マージャンに入ってくる方は皆四人の仲間で楽しんでいた方々なので見知らぬ方とのゲームは初体験。当然永年の「癖」が直せないままトラブル場合がお多い。

そこで

  マナーという外来語を素晴らしい日本語に戻してみたらわかり易かった

要するにまずは人としての立振る舞いの「行儀」を守って頂くようお願いする。
麻将では 1.挨拶や発声 2.打牌や和了り批判 3.服装・足組 4.支払い態度等

1.「行儀」に関する事柄だけを説明し守れないと思った方は自己判断で参加を諦めて頂く
(丁寧に行儀を説明しもしもこの会場で守れないなら自ら諦めてくださるよう話す)

2.「行儀」を守れた方に「作法」の中に「根拠」と「許容」があることを伝える
(根拠を伝えれば理解して頂け、許容を伝えれば人に優しくなれる)

この順序を守り運営すれば堅苦しくなく且つ上質な作法になる。

当会では、今後は参加者をお断りすることなく入会時に「行儀」の改善をお願いする方法で例会運営するように心掛け参加者全員に楽しんでもらえるよう進めたいと思っています。 

金澤 喜重